創業者 清水市郎兵衛
創業者 清水市郎兵衛は、
滋賀県より上京後、呉服店勤務を経て
逗子「近江屋呉服店」に嫁いでいた
姉の助言により、横浜に呉服店を開店。
自身の修行先の店名、
「朝日屋呉服店」を屋号とする。
その後、板橋区中板橋に「東京店」として
当店を出店。
昭和27年3月に株式会社として設立・登記。
横浜店(現「株式会社あさひや」)とは
独立採算制を経て、別会社へ。
創業者は、呉服問屋の加盟店会の代表や
滋賀県人会の会員として、長きに渡り活動。
ライオンズクラブや
ロータリークラブ会員としても
幅広く活動し、
人望の厚い人物であった。
また、
「お多賀さん」の名で親しまれる、
滋賀県多賀大社の
「古例大祭」(多賀まつり)で
「馬頭人」を務め、故郷に錦を飾った。
実用呉服から高級呉服の販売へ
昭和33年、
文京区「片岡屋呉服店」様の、修行より戻った
前代表「清水 一雄」が 当店を任される。
昭和38年、滋賀県五個荘町金堂の老舗、
「西弥呉服店」から
四女 たづ子を伴侶として迎えた。
五個荘町金堂(現、五個荘金堂町)は
近江商人発祥の地であり、
国宝「弘誓寺」の門前町でもある。
「西弥呉服店」は、その五個荘金堂町のおいて
100年以上続く呉服店であり
近隣には、老舗呉服卸問屋の創業者宅が
軒を連ねている。
二代目は、代表であった間、
「東京織物小売協同組合」理事、
同組合の城北ブロック板橋支部支部長を
長期にわたり務めた。
受け継がれる「近江商人」の精神
昭和63年、現代表「清水 宗弥」が
長野県上田市「ゆたかや」様での
4年間の修行を終え、当店へ入社。
同年9月、「帰望展」を開催。
平成5年、旧店舗を解体し、
現在の店舗へ建て直し。
閉店セール、開店記念催事などを開催。
平成20年、テレビ朝日ドラマ「相棒」
第7シーズン15話 『密愛』のロケ地に。
収録日、主演・水谷豊氏 来店。
目撃者、寝具店店主の店として、
撮影が行われた。
平成24年11月、
「清水 宗弥」が代表取締役に就任。
同月、就任記念催事
「襲名披露展」開催。
現代表の経営理念は
近江商人の心得「三方よし」。
(売り手よし、買い手よし、世間よし)
「ゆたかや」様で、学ばせて頂いた事と、
自身のルーツとなる
「近江商人」の心得をモットーとしている。